新華社情報北京6月24日発 SARS(新型肺炎)の感染情勢が抑えられてきたのにつれて、各地域の観光プロジェクトはあらためて始動し、2ヵ月にわたる寂しさを経て観光市場が活気を取り戻し、持ち直してきた。
国家観光局の関連する通達によると、全国各地は今月から相次いで新たな観光コースと観光プロジェクトを発足させ、省・自治区内の住民観光が迅速に回復してきた。新たな市場変化に応じ、一部の地方は地域の連合を行い、相乗効果を生かす狙いがある。四川南部地域は峨眉山、楽山大佛、竹海、自貢恐竜博物館といった観光地域を持ち、楽山や自貢、宜賓、瀘州、資陽、内江の6つの都市と協力して四川南部観光コースを発足させ、中には南部観光コース、古い町の文化生態3日旅、仏教石刻文化4日旅、及びレジャー4日旅といった多くの観光コースを打ち出し、チャンスを掴む狙いがある。同省観光局のトップの話によると、6つの都市の観光市場の発足と回復は省全域の省内観光プロジェクトの展開に推進作用を果たしているという。
浙江東部の寧波、紹興、舟山、台州など4つの都市の観光局の局長連合会議で、4つの都市は住民間の関係が緊密で、観光客や観光資源の面で相乗効果を生かすことができるうえに、仏教、山水、海洋などをテーマとした観光コースの開拓は自らの特色を有している。これらの都市は健康、生態を軸に、健康、陽光、生態、海洋など多分野に及ぶコースを市場展開の中核につなげ、共同で優れた観光コースを発足させた。
省・自治区内の観光消費対象がおおむね地元観光客であることをふまえ、各地は大衆性の観光コースを設計している。
国内観光が正常に運営している半面、一部の地方が間もなく始動する国際観光市場に視線を投じ始めた。北京や上海と広東などは企画案を策定、入国観光の宣伝促進販売作業の即時展開に備えている。広州や深セン、珠海の観光局は広州で会議を開き、6月末から7月まで、インドネシア、日本、韓国など東南アジア国の観光マスコミなどを広州、深センと珠海での視察に誘うことで合意し、一連の国際化プロジェクトの展開により、広東、深センと珠海の生命力を喚起しようとしている。
(「新華網」より) 2003/6/25
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