WHOは新発見を公表、
北京SARS治療防止が肯定される


 新華網北京5月5日発 新華社記者の報道によると、WHO(世界保健機関)は4日、「SARSウィルスの体外生存能力はこれまでの推計を超え、下痢患者の排泄物に4日間生存できる」と報告した。

 この報告は全世界の国々によって重視されている。米国『ワシントンポスト』は当日、「上記の新発見によると、飛沫、接触による伝染のほか、患者排泄物によって汚染される水、食品及び患者が接したテーブル表面、ドア取っ手、そのほかの物品も重要な伝染のルートとなることが分かった。また、それは一部の人々が患者に接したことはないが、感染されたことを解釈できる。新発見は疫病地域でのSARS治療防止の最もよい方法のさがしにも資する」と評論した。

 新発見のほか、『ワシントンポスト』は5日、北京が講じたSARS蔓延抑制措置に肯定を示した。同新聞は「強力な措置を取ったことにより」、4日、北京ではじめて新発見病例減少という状況が現われたと報じた。同新聞はまた、中国は貧困地域での治療・防止対策を強化するよう提案した。

                        (「新華網」より)2003年5月6日