新華網北京5月5日発 温家宝・中国共産党中央政治局常務委員、国務院総理は5日、北京市のSARS治療・防止作業を視察し、「北京市のSARS治療・防止作業は規範化になり、受動的局面を改め、一応の効果を上げたが、情勢が依然として厳しく、任務も重い。各クラスの幹部はたっぷりした覚悟を持ち、リードを強化し、積極的に治療・防止し、措置の遂行に力を入れ、できるだけ早くSARSを撲滅するよう努力しなければならない」と指摘した。
5日午前、温家宝総理は随行の呉儀・中国共産党中央政治局委員、国務院副総理、華建敏・国務委員兼国務院秘書長とともに、劉淇・北京市党委員会書記、中国共産党中央政治局委員、王岐山・北京市長代理のお供で、北京市昌平区にある小湯山病院へ行って、SARS患者治療の状況を視察し、軍隊からの医者、看護婦を慰問した。温家宝総理はまた、農村へ行ってSARS治療防止の状況を調べた。
温家宝総理は北京市党委員会、市政府のSARS対策についての報告を聞き取ってから、重要な講話を発表した。温家宝総理は「北京市は首都、全国の政治・文化の中心として、重要な地位を占めている。北京市SARS治療防止の作業をしっかりと行うことは全国の大局に関わり、責任が重い」と述べた、北京市がSARS治療防止の中で講じた一連の果敢な措置を肯定し、今後の作業について、「自信をしっかりさせ、リードを強化し、積極的に治療防止し、遂行に力を入れる」と要請した。
(「新華網」より)2003年5月6日
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