衛生部新聞弁公室は5日午後、香港、澳門(マカオ)、台湾を除く国内の重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染状況を発表した。発表によると、同日午前10時までに新たに報告されたSARS患者は160人(うち医療関係者19人)、退院者は17人、死亡者は9人となった。
国内の省・自治区では、9カ所で新たな感染と「疑い例」が、5カ所で新たな「疑い例」が確認された。残る17カ所では新たな感染や「疑い例」はともに見つかっていない。
新たな感染者は地区別に、北京市98人(退院3人、死亡3人)、天津市9人(死亡1人)、河北省9人(退院1人)、山西省21人(死亡2人)、内蒙古自治区6人(退院4人)、吉林省3人、安徽省1人、広東省12人(退院8人、死亡3人)、陝西省1人。北京市の新感染者のうち58人は、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたース。
新たに報告された「疑い例」は177人に達した。地区別には、北京市65人、天津市14人、河北省21人、山西省12人、内蒙古自治区15人、遼寧省1人、吉林省1人、上海市1人、江蘇省1人、安徽省2人、河南省1人、広東省40人、四川省2人、陝西省1人。
これまでの累計では、感染者は4280人(うち医療関係者851人)、退院者は1433人、死亡者は206人となった。国内で感染が確認された省・自治区は変わらず26カ所である。「疑い例」患者の累計は2604人に達した。
(「人民網日本語版」より)2003年5月6日
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