北京市民のSARSへの恐怖心が薄れる


 北京市統計局の情報諮詢センターは、5月1日(メーデー)からの長期休暇中、市内8区の住民1800人を対象に、北京市の重症急性呼吸器症候群(SARS)対策に関する民意調査をインターネット上で実施した。

 「あなたとあなたの家族の現在のSARSに対する態度は」との質問に対し、回答者の89.1%が「予防に注意している」と答え、「怖い」と答えた人はわずか4.9%だった。半月前の調査結果と比べ、「予防に注意している」と答えた人の割合が10.8ポイント増え、「怖い」と答えた人は2.9ポイント減った。

 調査によると、回答者の91.3%が政府の発表したSARS情報に「満足している」あるいは「比較的満足している」と回答。「現在、政府が発表したSARS情報はあなたの要求を満たしているか」との質問に対し、94.5%が「満たしている」あるいは「ほぼ満たしている」と答えた。

 調査の対象になった市民全員が、政府のSARS対策に向けた一連の措置を支持すると答えた。このうち、99.9%の市民が「大変必要」あるいは「必要」と答えた。また98.5%が政府が実施するSARS患者と疑いのある患者に対する隔離措置に理解と支持を示した。

                     (「人民網日本語版」より) 2003年5月8日