中国政府は6日、重症急性呼吸器症候群(SARS)の予防・治療経費として、新たに9千万元の予算を追加し、山西省、内蒙古自治区、河北省など中西部の9つの省・自治区への援助に充てることになった。地方へのSARS対策補助としては、先月23日以来3度目。中国政府はこれまで、中央政府予算と地方への補助で、合計約9億元をSARS対策の特別予算に充てている。
各地でのSARS対策を支援するため、中央政府は特別措置や応急措置として、SARS予防・治療経費を準備するとともに、関係部門と協力して、現場への資金調達を速やかに行ってきた。
財政部関係者は「中央政府は国内各地の感染状況の変化に合わせ、必要な資金を迅速に調達していく」と強調。資金管理強化への措置や、各級政府の財政部門によるSARS対策費用の確保を促進するなどの方針を説明した。
(「人民網日本語版」より)2003年5月8日
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