国務院の温家宝総理は24日、重症急性呼吸器症候群(SARS)対策グループの設立式で、対策グループの重点活動として次の9点を指示した。
(1)感染の拡大防止に努め、正確な統計を随時公表する。これまでの経験を生かして対策の効果を高める。
(2)鉄道駅や空港のほか港など出入国ゲートで検疫を強化する。
(3)国内の科学技術を結集するとともに国際協力も積極的に展開、効果的な科学的予防・治療方法を早期に見つけ出す。
(4)医薬品など各種物資や設備などを十分に確保する。
(5)農村での感染拡大防止対策を重点的に行い、経済的に困難な患者には無料で医療援助を提供する。
(6)学校での感染拡大防止に努め、教師や学生が感染した場合にはすぐに治療を行う。
(7)社会治安の維持に努め、デマの流布や物価のつり上げなどを取り締まる。
(8)国際協力を強化し、世界保健機関(WHO)や香港、澳門(マカオ)、台湾とも協力を強化する。
(9)北京を最重点地区として感染の拡大防止に努める。
( 「人民網日本語版」より)2003年4月28日
|