新華網情報東京5月12日発 日本政府の派遣した国際緊急援助専門家は11日午前、東京を離れ、中国の北京へ向かい、中国の国民と協力してSARSの防止治療を行う狙いだ。ここ数日、日本各界は引き続き中国のSARS防止治療作業を援助している。
北京で中国のSARS防止治療作業を援助する日本の専門家グループは4人からなるもので、彼らが北京の中日友好医院に対しSARS防止治療の対策と助言を与え、治療に参加する予定。日本国立国際医療中心(センター)国際医療合作局の専門家グループのリーダーである、小原博氏は成田国際空港において、「SARSが世界の各国へまん延しているのに対し、各国は協力して、共同で防止治療作業を実施すべきだ」と発表した。北京の医療関係者と共同で、病院内での感染防止を重点におき対応作業を展開するという計画を同氏は明らかにした。
情報筋によると、日本の専門家グループは約4トンの医療用マスク、消毒剤などの医療用品を中国に寄贈した。トヨタ自動車会社は先頃、中国衛生部に150万人民元を寄付し、医療器械と薬品の購入に充て、中国のSARS撲滅に対し援助を与えるためだ。日用化学工業と医療衛生材料の生産に従事する白元会社も中国赤十字会などの部門に対し約500万円の消毒剤を含む医療用品を寄贈した。
(「新華網」より)2003/5/12
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