SARS撲滅の誓いも新たに 「看護の日」


  「われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。・・・われは心より医師を助けわが手に託されたる人々の幸いのために身を捧げん」――。

 北京市の朝陽医院で10日、「看護の日」の記念行事が行われた。手にロウソクを掲げた約30人の看護婦たちが、4人の婦長に続いてナイチンゲール誓詞を復唱。重症急性呼吸器症候群(SARS)の非常事態に、医療への奉仕をあらためて誓った。

 同医院では、SARSとの闘いの第一線にある医療関係者を激励するため、医療関係者150人が集まって「看護の日」を祝った。SARS対応に追われてばらばらの生活を強いられている新婚夫婦――急診科の看護婦の楊娜さんと神経内科医師の李暁東さんのために同僚たちが企画した結婚式も行われた。

 この日の勤務を終えたばかりの看護婦、張さんは「今年ほど忘れ難い『看護の日』はない」という。「看護婦の1人として、神聖な誓いの言葉を行動に移し、誠心誠意患者の世話をしてはじめて看護婦の使命を果たせると思うわ」

                      (「人民網日本語版」より)2003年5月12日