中国などで流行している重症急性呼吸器症候群(SARS)への対策として、日本政府は2億500万円相当の援助物資を中国に提供する。第1便の引渡式が8日北京で行われ、防護用品、検査機材、薬品などが送られた。
ドイツ政府からの援助物資の第1便も、8日午前北京に到着し、移動式X線装置20台、呼吸装置25台などが中国政府に引き渡された。ドイツ政府はこのほか、中国との共同財政プロジェクトの枠組み内で、緊急援助物資1千万ユーロ(約13億5千万円)相当の提供を決定している。
米国のレーダー駐中大使は8日、中国のSARS対策への援助として、米国が資金や物資、専門家派遣などを含めた一連の援助を提供することを発表。その一環として、レーダー大使は8日、中国赤十字に50万ドルの義捐金を寄付している。また米資企業の現地法人10社からは義捐金や物資計100万ドル以上が寄付された。
(「人民網日本語版」より) 2003年5月12日
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