外交部の劉建超スポークスマンは4月24日行われた記者会見で、重症急性呼吸器症候群(SARS)に関して、タイ・バンコクで今月29日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の緊急首脳会議が開かれることを説明した。同会議には、タイのタクシン首相の招きにより、国務院の温家宝総理が参加する。劉スポークスマンは「現在、SARS問題は、アジア地域各国が直面している共通の脅威、課題となっている」と指摘したうえで、「アジアの交流・協力はSARSなど、多国間にわたる問題に対応するための有効な措置」と強調。同会議を重視するとともに、意見交換や交流、協力の推進により、ASEAN諸国との友好協力関係をさらに発展させたいとする中国政府の考えを示した。
「人民網日本語版」2003年4月25日
( 「人民網日本語版」より)2003年4月28日
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