国家発展改革委員会はこのほど、重症急性呼吸器症候群(SARS)の予防、治療薬や、関連商品の市場価格調査を実施した。各級の物価管理部門の延べ22万8千人が、26万1900の業者を調査し、便乗値上げなどの違法事件2万6200件について摘発や処分を行い、制裁金3220万元を徴収した。
北京、山西、内蒙古などSARS感染が深刻な地域を中心に、薬局や病院、駅、市場などで巡回検査を実施、違法販売の取り締まりを行った。
概算の統計によると、各地の市民から4月21日から30日までの10日間で2万件以上の通報を受理。大幅な価格吊り上げを厳しく取り締まり、一部の典型例が明るみに出て、市場の価格秩序は好転した。
全国の大部分の地域では現在、SARS用の薬品や関連商品の価格は下がり、市場価格は落ち着いてきた。
(「人民網日本語版」より) 2003年5月12日
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