14日のSARS感染状況 感染者累計5124人


  衛生部新聞弁公室は14日午後、香港、澳門(マカオ)、台湾を除く国内の重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染状況を発表した。発表によると、同日午前10時までに新たに報告されたSARS患者は55人(うち医療関係者5人、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース31人)、退院者は46人、死亡者は5人となった。

 国内の省・自治区では、7カ所で新たな感染と「疑い例」が、4カ所で新たな「疑い例」が確認された。残る20カ所では新たな感染や「疑い」はともに見つかっていない。

 新たな感染者は地区別に、北京市39人(退院8人、死亡5人)、天津市4人、河北省3人(退院5人)、山西省4人(退院23人)、吉林省3人、広東省1人(退院5人)、四川省1人(退院2人)。北京市の新感染者のうち18人は、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース。

 新たに報告された「疑い例」は95人に達した。地区別には、北京市51人、天津市3人、河北省10人、山西省9人、内蒙古自治区1人、湖北省1人、上海市1人、陝西省1人、四川省1人、吉林省2人、広東省15人。 

 これまでの累計では、感染者は5124人(うち医療関係者947人)、退院者は1811人、死亡者は267人となった。「疑い例」患者の累計は2349人に達した。

                    (「人民網日本語版」より)2003年5月15日