孫悟空 三度、白骨精を打つ
古典神話小説『西遊記』の物語。三蔵法師と弟子の孫悟空、猪八戒、沙悟浄は、天竺へ仏典を取りに行く途中、千年の白骨が変化した妖怪の白骨精に出会う。
不老長寿の夢をかなえるために、三蔵の肉を待ち望んでいた白骨精は、若くて美しい娘、娘を探す老婆、老婆を探す白髭の老人に姿を変え、三蔵法師一行を騙そうと画策する。しかし三度とも、孫悟空に正体を見破られてしまう。
三蔵法師は、白骨精のはかりごとであることを知らない。罪のない一家を殺めたと思い込んだ三蔵法師は、孫悟空を花果山に追い返してしまうのだった。
白骨精の陰謀は思い通りに進み、三蔵法師の肉を食する宴を準備していたそのとき、孫悟空が助けに駆けつける。口から神火を噴き出し、白骨精の正体を暴き、すっかりなくなるまで焼き尽くしてしまった。(2006年2月号より)
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