中国語には「話す」という意味で言葉が多い。日常、最もよく使われるのは「説」「講」「告訴」の三つである。
この三つをうまく使い分けられるかどうかによって、その日本人の中国語の会話のレベルをテストである。例えば、専務が「午後二時に会議を開く」とあなたに言ったとする。それをあなたが別の人に知らせる場合、次のような言い方がある。
A 専務跟我説:下午両点開会。
B 専務跟我講:下午両点開会。
C 専務告訴我:下午両点開会。
この場合、「告訴」が使えるのは、比較的レベルの高い人だ。中国語の「告訴」は「知らせる」という意味のみ。日本語の「告訴」は中国語の「起訴」にあたる。
「請告訴我……」または「請告訴他……」というのは日常使われる言葉で、裁判とはいささかも関係がない。
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