アジア最大の「巨竜」空港新ターミナルビル
国際線の飛行機が北京に到着すると、旅客は新しく落成した首都国際空港の第3ターミナルビルに入る。このビルは南北の長さ2900メートル、幅790メートル、高さ45メートルで、一つの建造物としてはアジア最大のものである。
「巨竜」に喩えられるこの第3ターミナルビルは、主楼の屋根がドーム型で、緩やかに起伏し、まるで巨竜の脊椎のようだ。天井のひし形をした明り取りの天窓は、まるで巨竜の鱗のようにキラキラと輝いている。また交通センターの楕円形をしたガラス張りの壁と天井が第3ターミナルビルとうまくつながり、まるで竜の口の中の巨大な真珠のようだ。
新ターミナルビルは三つの区域に分かれている。C区は国内線と国際線の搭乗手続きを取り扱い、D区はオリンピック期間のチャーター便を扱う。E区は国際線の出発と到着である。ビルの天井はすべて南北に走るアルミニウム合金で装飾され、旅客たちを南北に巧妙的に誘導してゆく。
第3ターミナルビルは、荷物の自動分類、高速運送システムを採用し、一時間に2万個の荷物を処理することができ、その確度は99.9%に達する。荷物は分類口に届くと、4分半で17ある荷物ターンテーブルに別々に送ることができるシステムとなっている。 第3ターミナルビルの中には、各種の商店がそろっている。飲食店には、中華と洋食のレストラン、ファーストフード、コーヒーショップ、中国茶館、ケーキ・バーなどがある。また銀行、両替、ホテルの案内、ビジネスセンター、ネットサービスなどの施設も備え、旅客のさまざまな要求に応じることができる。
<メモ> ☆第3ターミナルビルの空港バスは西単、北京駅、公主墳、方荘、中関村、望京行きの6路線がある。 ☆東直門から第3ターミナルビルへの乗客専用の「空港線」は7月から運行が始まった。全長28.1キロで、最高速度は時速110キロ。所要時間は片道16分。
人民中国インターネット版 2008年8月4日
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