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走った、跳んだ、戦った

 

笑顔かがやく選手村

北京パラリンピック選手村 

たくさんの選手が、選手村内の『障害者権利公約』の記念壁にサインを残した



競技場では手に汗を握る試合が繰り広げられたが、パラリンピック選手村は和やかで楽しいムードに溢れていた。

オリンピックの閉幕後、オリンピック選手村はすぐにパラリンピック選手村へと装いを新たにし、選手や関係者など7300人あまりを迎え入れた。

パラリンピック選手村には、銀行、スーパーマーケット、電話ボックス、レストランなど、生活に関わる施設がすべてそろっていた。村内の美容院は、証明書を見せれば無料で利用できる。そのため、いつも「村人」たちでにぎわっていた。一人の美容師が一日に数十人も受け持たなければならないほど、大盛況だったという。

選手村に入村したメキシコの選手たち 選手村を散歩する選手たち


日本の男子シッティングバレーボールの選手たちも、余暇を利用して美容室にやってきた。中山選手は、「選手村は非常に設備が整っています。ここでの生活はとても便利ですよ」と話した。

パラリンピック選手村は、障害者選手のために既存の施設にさまざまな調整を施した。例えば、室内のテーブルや椅子、ベッドは、車椅子の選手が使いやすいようにと低くした。レストランには車椅子を置くスペースを設け、通路の幅を広げた。そのほか、車椅子や義肢の修理センターが設けられ、選手たちは無料でサービスを受けることができるようにした。

パラリンピック選手村では、肌の色や言葉が異なる選手たちがいっしょに生活し、まるで大家族のようだった。

外国の友人たちに中国文化を体験してもらおうと、中国語教室も開催された。競技の合間にやって来て、中国語や中国文化を学ぶ選手も少なくなかった。毛筆で自分の名前の書き方を練習する選手もいた。

選手村のスーパーで買い物する日本の選手たち 車椅子の修理センター


9月10日は、教師に感謝する「教師の日」。聯想集団 (レノボ)の展示スペースには孔子の肖像画がかけられた。案内係のスタッフは、孔子や「教師の日」の由来について、各国の選手たちに紹介した。

このほか、「村人」たちが生活を楽しめるようにと、選手村ではさまざまな公演が催され、異なる文化を持つ選手たちが互いに理解し、交流することを促進した。メキシコの車椅子バスケットボールの選手たちは「ここは本当にすばらしいです。非常に満足しています」と感想を述べた。

 

人民中国インターネット版 2008年10月14日

 

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