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浙江省寧波で開催された国際教育展覧会の会場に置かれた日本への留学生募集のパネル |
日本留学を終え、青海大学の学長となった李建保さん |
「私は留学生の数が増えるのに賛成だ。幾千幾万でも外国へ派遣しなければならない」――1978年6月23日午後、時の副総理、鄧小平氏はこう指示した。
当時の中国は産業が未発達で、人材は欠乏していた。こうした状況の中で出された鄧小平氏の指示は、海外留学ブームを巻き起こした。
30年後の今日、中国の留学生は全世界の109の国々で学んでいる。中国教育部(省)の統計では、2007年に出国した中国の留学生は14万4000人。1978年は860人に過ぎなかったので、30年で167倍になったことになる。
この30年に各国に留学した総数は累計で121万人。日本への留学生は米国に次いで第2位を占めている。日本への留学は、距離が近く、同じ東洋の文化を共有しているので理解と交流がしやすいと人気が高い。
日本で進んだ科学や技術、管理などを学んで帰国し、祖国で大いに活躍している人も多い。「改革・開放」後、日本に公費留学し、帰国した留学生の第一陣の李建保さんは、清華大学教授、国家重点実験室主任を歴任し、2002年から青海省の青海大学の学長に就任した。そして2年間で、教育インフラを改善し、青海大学の知名度を大いに高めた。(文・魯忠民、写真提供・新華社)0811
人民中国インターネット版 2008年11月11日
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