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喜怒哀楽の2008年(4) 相互の往来が盛んに大陸と台湾関係の歴史的前進

11月4日、握手する海峡両岸関係協会の陳雲林主席(左)と海峡交流基金会の江丙坤主席

6月12日、10年近く中断していた中国大陸側の海峡両岸関係協会(海協会)と中国台湾側の海峡交流基金会(海基会)の対話がついに再開した。江丙坤主席率いる海基会の代表団は海協会の陳雲林主席らと北京で公式会談を行った。

今回の対話再開は、1993年の「汪辜会談」(汪道涵・辜振甫会談)を思い出させる。「汪辜会談」は大陸と台湾との40年余りにわたる膠着した局面を打開し、両岸の協議を推進し、両岸の活発な交流を促進した。そして1998年の第2回会談では、両岸の政治対話の道を切り開いた。

二つの大きな合意

今回の会談では、江主席と陳主席は「大陸住民の台湾旅行の解禁」と「両岸の週末チャーター便の運航」について合意に達し、文書に調印した。

チャーター便については、祝日の観光チャーター便に続き、週末チャーター便を開通。チャーター便は7月4日から正式に始まった。毎週金曜日から月曜日まで4日間運航。大陸側はまず北京、上海(浦東)、広州、廈門、南京の五空港を開放し、続けて、成都、重慶、杭州、大連、桂林、深圳、及び市場が必要とするその他の空港も開放することに同意した。台湾側も桃園、高雄小港、台中清泉崗、台北松山、澎湖馬公、花蓮、金門、台東の八空港を開放することに同意した。そして双方は、はじめのうちは毎週16往復を運航することに決めた。

11月4日、海峡両岸関係協会の陳雲林主席と海峡交流基金会の江丙坤主席は台北で、協定に調印した

大陸住民の台湾旅行については、団体旅行の形式で実施することに決めた。7月18日から正式に始まり、双方は台湾に赴く大陸の旅行者に便を図ることになった。

今回の会談により、両岸の人々がずっと求めてきた週末チャーター便の運航と大陸住民の台湾旅行の問題が解決された。

7月初め、初めての旅行団が台湾に着くと、台湾の人々から熱烈な歓迎を受けた。淡水では、台北県の周錫瑋県長が大陸からの観光客を出迎え、歓迎のレセプションを催した。苗栗では、劉政鴻県長自らが地元の料理や芝居に案内した。大陸の観光客は親切なもてなしを受け、わが家に帰ったような温かみを感じた。日月潭、阿里山などの美しい景色にも心を奪われた。

観光部門の統計によると、大陸から毎日3000人ほどが観光に訪れると、台湾に毎年600億台湾ドルの収入がもたらされるという。これは、ここ数年低迷している台湾の経済を振興させるのに大きな助けになることは言うまでもない。一方、大陸の観光客も台湾の風土と人情を理解することができる。

両岸が日帰りの距離に

2008年北京国際観光博覧会が北京展覧館で開かれた。お客に台湾旅行について説明する係員

週末チャーター便の開通は、台湾の企業家たちから大歓迎された。「両岸が日帰りの距離に」。両岸を往来するビジネスマンたちはよくこの言葉を口にする。 遊覧船の部品を売る仕事をしている台湾の童慶忠さんは、開通したその日、チャーター便に乗って上海へ赴き、午後はずっと浦東空港で取引先と商談し、夜に取引を成立させた後、その日の夜の便で台北に帰った。「一日で往復できるなんて、思いもよりませんでした」と喜びの声をあげた。

そして11月4日、江主席と陳主席は今度は台北で会談を行った。この会談で海運、空運、郵政、食品安全の協定が結ばれた。(0812)

 

人民中国インターネット版 2009年1月7日

 

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