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台湾で新年を祝う

台湾に嫁いだ大陸の女性たちの里帰りでにぎわう中、上海や北京の人たちは、台湾で新年を迎えるため、家族を伴ってやってきた。

大陸から台湾に贈られたジャイアント・パンダの「団団」「円円」が1月24日、初めて公開された

旧暦の大晦日、旅行社の手配で、台湾の淡水魚人埠頭に、大陸からの観光客300人以上が集まり、寝ずに大晦日の夜を楽しんでいた。

すでに定年退職をした楊さんは、上海からの観光客だ。彼女の夫は、どこにも行きたがらなかったけど、台湾だけは行って見てみたいと思ったそうで、今回、台湾旅行に参加することにしたという。

「台北の故宮、阿里山、日月潭もついに見ることができたし、 墾丁の海も美しかった。また台湾に来たいわね」と、今回の旅行を満足げに振り返った。

北京から来た白潔さんは、ちょうど旧暦の大晦日が誕生日だった。旅行社は彼女のためにバースデーケーキを準備し、台湾旅行商業同業連合会の姚大光理事長から、プレゼントと金一封が直接渡された。会場に集まっていた300人以上の観光客は、ハッピーバースデーの歌を歌い、誕生日をいっしょに祝った。

「ここで誕生日を迎えられたことは、とても忘れがたい思い出となりました。今回の台湾旅行は、永遠に私の心に残ることでしょう」と興奮気味に語った。

1月10日に台湾で発行されたジャイアント・パンダの切手と台湾の子どもたち

台湾北航旅行社の業務部の陳秀美総経理は「大陸の人はみんな、歌って踊れてとてもパフォーマンスが上手ですね。ステージに上がるとすぐに出し物が始まるんですよ」と言う。

北京からやって来た女の子は『北京歓迎你』を堂々と歌い上げた。上海の男の子はステージに上ると「今年は、僕が台湾に来て新年を祝います。来年は、ぜひみなさんが上海に来て新年を祝ってください」とスピーチをしたそうだ。

この大晦日の集まりは、歌や笑い声、拍手が夜遅くまで鳴り止まなかった。

台湾観光部門によると、今年旧暦の元旦(1月26日)から正月7日(2月1日)までの期間中、台湾を訪れた大陸からの観光客は、509団体、1万3400人に達した。地域別に見ると、広東や福建、浙江、上海、北京からの参加者が多く、7泊8日の日程で、台湾周遊ツアーや、阿里山や日月潭といった観光地を巡ったりするものが多かった。この一週間で、大陸からの観光客は台湾に、8億5000万台湾ドルの消費をもたらしたという。

 

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