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民族復興は中国人民の夢

 

沈暁寧=文

「人はそれぞれ理想を追求し、すべての人が夢を抱いている。現在、みんなが中国の夢を論じているが、中華民族の偉大な復興の実現こそが近代以来の中華民族の最も偉大な夢であると、私は考えている」

昨年11月29日、習近平党総書記は李克強、張徳江、兪正声、劉雲山、王岐山、張高麗ら各政治局常務委員とともに、国家博物館の「復興の道」コーナーを参観した際に、このような「中国の夢」と喧伝されている講話を発表した。

近代以来の170年余に及ぶ不屈の抗争と奮闘を描き、かつて国内の汚職政府の圧迫にさいなまれ、国外列強から侮蔑されるという苦難から自らを解放し、自らの運命をつかみ取り、自らの国家を建設し、民族復興実現のために努力したことを物語る大展示の前で、習総書記は「この夢には数代にわたる中国人の宿願が凝縮され、中華民族と中国人民全体の利益の体現であり、歴代の中国人の共通の念願でもある」

この講話は、中国で大きな反響を呼び、「中国の夢」は目下、ネット上で最新の流行キーワードになっている。ネットユーザーは「講話は庶民の心の声を代弁している。現在求められているのは実際の業績で復興の道を舗装することだ」「数代にわたる人々の努力によって、光明に満ちた大道を歩んできたことは、もっと大切にしなければならない」など、さまざまの意見を述べている。

この「中国の夢」は国際社会でも同じように関心を集めた。米国『ウォール・ストリート・ジャーナル』は次のように報じた。「中国の新指導部は『人民との緊密な関係を重視する指導部』になろうと努力している」。また北海道大学国際広報メディア研究院の渡部浩平教授は「中国は世界第二位の経済体であり、隣国の庶民として言えば、『中国の夢』を中国だけにとどまらず、周辺各国とも分かち合ってほしい」と語った。百回以上訪中しているコマ・タパルンシェ前タイ副首相は「中国が共産党の指導下で、着実に富裕と強大への道を歩んでいることをこの目で見てきた。中国の特色ある社会主義の道は中国を強大にするばかりか、中華民族を偉大な復興に向かわせている」と語った。

こうした国際社会の反応に対して、習総書記は外国人専門家との懇談会で「われわれの事業は世界に向かって開放したことから学んだ事業であり、世界各国との協力によるウインウインの事業でもある。中国の発展は私が勝ち、あなたが負けるという発展ではなく、決して覇権を求めず、決して拡張主義は取らない。中国は協力によるウインウインの積極的な唱道者であり、さらに協力によるウインウインの真摯な実行者でもある。われわれは本国の発展を追求する中で、各国の共同発展を促進し、さらに平等で均衡の取れた新たなグローバルな発展を目指すパートナーシップを構築し、人類共通の利益を増進し、共同して素晴しい地球社会の建設に努める」と応じた。

「中国の夢」を実現するために習総書記は次のように強調した。「中華民族の偉大な復興は栄光に満ちているが、並大抵ではない事業であり、一代そしてまた一代と努力を重ねなければならない。空論は国を誤り、実務励行は国を振興させる(空談誤国,実幹興邦)」。20年前、深圳蛇口工業地区に『空談誤国,実幹興邦』という画期的な標語が掲げられ、中国の改革開放は作業現場でも実践に移され始めた。今日、この八字標語が意味する実行精神は、中国共産党の基本的な態度であり、要請でもあり、この精神が引き続き中国共産党と中国人民を導いて民族復興の道を歩んでいく。

講話の最後に、習総書記は「中国共産党成立百周年には小康社会建設の目標を必ず実現し、新中国成立百周年には富強で、民主的、文明的な調和の取れた社会主義現代国家の建設を必ず実現し、中華民族の偉大な復興を必ず実現すると確信している」と締めくくった。

 

人民中国インターネット版 2013年2月18日

 

 

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