お茶と泉の観光地・九江――2019年九江国際名茶名泉博覧会が間もなく開催

2019-04-19 16:08:08

 

文=王浩

 

 

 2019年九江国際名茶名泉博覧会の記者発表会が4月18日午前に北京で行われ、会場で九江市の謝一平党委員会副書記・市長は、同博覧会が5月29日~31日に九江市で開催されると発表した。

 江西省にある九江市は古くから名茶・名山・名泉で知られており、三大茶葉市場の一つとされている。九江市で生産される盧山雲霧茶と寧紅は、江西十大名茶にも名を連ねる。また、「茶聖」と呼ばれている陸羽(733~804年)は、九江市の盧山に湧く谷簾泉、招隐泉、大天池竜池水を「天下十大名泉」に選出している。

 

 
 1915年に、寧紅はパナマ万国博覧会で金賞を受賞した。2015年に、盧山雲霧茶と寧紅はミラノ万国博覧会中国名茶で金賞を受賞している。盧山雲霧茶は2017年に「中国優秀茶葉地域公用ブランド」と評価され、寧紅茶は2018年の第18回アジア競技大会で唯一の公式指定茶葉となった。


 記者発表会で謝一平市長は国内外のゲストに向けて、「名茶・名山・名泉の三つを兼ね備えた都市は九江だけで、古今の文人はみなこれらに魅了されました。博覧会にお越しになられた方も、必ず魅了されることでしょう!」と呼び掛けた。


 今回の博覧会は開幕式、名茶名泉文化フォーラム、紅茶発展サミット、試飲大会、企業誘致・商談、宣伝・販促という六つのイベントが中心になる。そして、九江茶産業の分析・調査、伝統的な中国紅茶のモデルチェンジ・アップグレートの研究・討議、九江茶・泉文化と観光を融合発展するニューモデルの探求を行う。それとともに、外国企業に宣伝するためのプラットフォームを打ち立て、茶葉産業のイノベーション駆動をリードする目的もある。


 現在、九江市の茶葉栽培面積は35万ムー(2万3300ヘクタール余り)に達し、1000ムー以上の面積を持つ標準的な茶園は30カ所、有機認証を受けた茶畑の面積は2万ムーある。200社以上ある茶葉企業のうち、省クラスの大手企業は15社あり、寧紅集団は国家クラスの大手企業だ。

 

 

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