デモ集会で香港国際空港の運用に深刻な影響

2019-08-14 13:25:04

 

香港国際空港の安全な運用に最近影響が生じていることを受け、中国民用航空局は輸送能力の増加、航空券のキャンセルや変更、「粤港澳大湾区」(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)空港群の乗り継ぎ能力の強化によって、大陸部―香港間の旅客の正常な移動を保障する方針をまとめた。

新華社の報道によると、空港はデモ集会の影響を受けて、すでに正常な運用が深刻に妨げられている。香港空港管理局は12日午後、すでに搭乗手続きを終えた香港発の便と現在飛行中の香港着の便を除き、同日の全てのフライトをキャンセルすると発表した。香港空港管理局は、すでに空港緊急時事故対応センターを設け、航空会社と緊密な連絡を保っており、正常な運用の早期回復を望んでいる。

 

 

特区政府運輸及び住宅局の陳帆局長は「本日(12日)、香港国際空港で未許可の市民集会が開かれ、意見表明の名の下に空港の運用を深刻に妨害し、空港運用の全面停止を招き、香港に重い代償を支払わせた」と指摘。「毎日20万人近くの旅客が香港国際空港を出入りする。この20万人の旅客が香港にもたらす経済効果は計り知れないものだ。東涌区域には10万人以上の市民が居住しているが、妨害によって北大嶼山高速道路全体が深刻な渋滞が生じたことで、東涌住民の出入りは深刻な影響を受けた」と述べた。

空港へ向かう道路では大渋滞が起きたという。市内と空港を結ぶバスは16路線が変更を余儀なくされ、空港第1ターミナルビルのバス停もサービスを停止した。

香港空港管理局は、事前に空港のウェブサイトで最新のフライト状況を把握するとともに、航空会社のフライトに関する最新情報にも注意し、フライトを確認してから空港へ向かうよう旅客に呼びかけている。

「人民網日本語版」2019813

関連文章