香港各界、教育の混乱を批判

2019-10-14 14:43:13

 

香港中文大学の校長と学生による対話の場は、学生が硬軟織り交ぜて警察への批判を強いる場になった。香港理工大学の教員である陳偉強氏は暴徒を厳罰に処する言論を発表したことから学生に包囲され、学校側から休職を求められた。香港の各界はこれらの教育の混乱現象を厳しく批判し、現行の教育を改革し国民教育を強化すべきとの観点を示した。

全国政協副主席の梁振英氏は「政治勢力が学校に圧力をかけ、校長に意思表示を迫るのは、それにより法理情的に黒と白を転倒し、全校生を『権力に逆らう』暴力運動に参加させるためだ。校長は政治の圧力に耐え、衆ではなく理に従うべきだ。これこそが知識人としての気骨と責任だ」と指摘した。

香港教育工作者連会は「学校への暴力と衝撃は大学生にあるまじき行為で、言論の自由を損ね、教員の人身の安全を脅かしており失望を禁じ得ない。学生の暴力行為を強く批判し、平和的かつ理性的に訴えるよう呼びかける」と表明した。

香港高等教育評議会は「香港理工大学専上学院側はすべての教員学生を保護するほか、すべての力を動員し衝撃の発生を阻止するべきだ。法執行を妨害するべきではない」と指摘した。

香港中文大学工商管理碩士校友会会長の李漢祥氏は、「学生は大学側や誰かに意思表示を強制すべきではなく、ましてや暴力的な手段により他者を攻撃侮辱してはならない。学生は暴力をやめ、慎重に考え判断し、社会問題への理解を深めるべきだ」と話した。

香港紙『文匯報』は社説の中で「今や香港は混乱に陥っているが、これらの教育界における迷惑な連中は依然として是非を問わず、専門的な目を持たず、偏見ばかりだ。平静を取り戻そうとするのではなく、暴力を助長している。学校は教育の場であり、今日の社会の混乱に対して絶対に責任を持たなければならない」と主張した。

『大公報』は記事の中で「立派な学府が暴力の街頭に変わった。彼ら大学生は納税者から毎年高額の奨学金を受けながら、大学を損ね、校長を侮辱し、法に背く暴力を働いている。これが大学生と言えるだろうか、社会から認められ守られるに値するだろうか」と論評した。

香港教育工作者連会黄楚標中学の校長である許振隆氏は、「特区政府レベルで国民教育に取り組み、明確な要求を打ち出すべきだ。学校や教育団体レベルでは、教育者に対する厳しい訓練管理を行うべきだ。社会レベルでは、香港市民の社会的な責任感、国を認める心を養うべきだ」と提案した。

中国網日本語版(チャイナネット) 20191014

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