「滄海変じて桑田となる」という。
激動する世界の中で、中国はこの50年、社会主義建設から「文化大革命」、そして改革・開放と、まさに「滄海桑田」の大きな変貌を遂げてきた。
『人民中国』は、新中国とともに歩んできた。いわば中国現代史の目撃者であり、証言者である。そこで1950年代から10年ごとに、『人民中国』で取り上げられたその時代を象徴する「ヒトやモノ」を一つ選び、それを再び現代的視点から見直してみることにした。
起伏に富んだ「ヒトやモノ」のその後の変遷は、中国でいままさに起こっている変化にいたる必然性を示している。同時に現在の姿から、中国の人々の未来に対する希望や自信を読み取ることもできる。
新中国が成立してから4年後の1953年に創刊された『人民中国』(日本語版)は、今年で創刊50年、今期でちょうど600号を数える。
その1 高速化めざす「人民鉄道」 鉄道網建設の時代から
その2 ピンポンの球が世界を動かした 卓球一筋に生きる荘則棟さん
その3 いま起業家として輝く かつて大寨の「鉄姑娘」
その4 胡同は消えつつあるが 庶民はたくましく生きる
その5 子の教育に夢託す 人力で引く小舟の船頭
人民中国インターネット版
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