「内蒙古」と聞いて、何を想い浮かべますか。
緑の草原、果てしない砂漠、点在するパオ、疾走する馬の群れ……。小学校で習った『スーホの白い馬』の童話を想い起こす人もいるのではないでしょうか。
内蒙古自治区はロシア、モンゴルと中国の国境にあり、中国の陸地面積の8分の1を占め、二千数百万の人々が暮らしています。
1947年5月1日、中国で初の少数民族自治区である内蒙古自治区が成立しました。それから60年、内蒙古は大きく変わりました。とくにこの数年の発展は目覚しく、経済成長率は4年連続、全国トップです。
伝統を踏まえながら変貌する内蒙古のいくつかの断面を報告します。 (張春侠 韓ショ娟=文 額博 劉世昭=写真 図文天下=写真提供)
その1 継承され、変容する民族文化
その2 人類が共生する「家」を造る
その3 急ピッチで発展する草原経済
人民中国インターネット版
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