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「夢のチーム」の輝き

男の子のような少女 郭躍

 

郭躍(Guo Yue)

出  身 遼寧省

生年月日 1988年7月17日

身  長 162cm

体  重 45kg

2007年上半期に行なわれた7つの主要な国際卓球オープン競技中、5つの女子シングルスで優勝。ザグレブの世界卓球選手権の女子シングルスで優勝。

 

郭躍は辰年に生まれた。父親が彼女の名前に「躍」という字をつけたのは、「竜が飛び立ち、虎が躍り上がる」という意味が込められている。しかし郭躍が、本当に男の子のような気質の女の子になろうとは思いもしなかった。

 

6歳のとき、父親は郭躍を体育学校に送ろうとしていた。しかし、母親は反対した。すると、郭躍は母親にまつわりついて駄々をこね、自分は将来、必ずチャンピオンになると誓った。

 

果たして彼女の言ったとおり、11歳で日本の東アジア・ホープス大会で、女子シングルスのチャンピオンになった。そして14歳で、世界卓球チャンピオンシップ大会の女子シングルスで準優勝した。彼女は、この大会史上、決戦に進んだ最年少の選手となった。

 

みなの目には、ボーイッシュな髪形をしたこの女の子は、男性選手のような技術を身につけており、打ち出す球はスピードが速いうえに力強く、年が小さいわりには卓球台の前で当たるべからざる勢いを発散し、王楠や張怡寧に代わって中国女子卓球の新世代のリーダーになるように見える。

 

卓球のほかにも、郭躍はさらに誇るべき特技を持っている。それは書道である。「書道を始めたのは、実は自分のせっかちな性格を変えるためでした」と郭躍はためらわず本当のことを打ち明けた。2003年、コーチの任国強は、郭躍が球を打つとき、いつもあせりすぎるのに気づき、書道を通して修養を積むよう提言した。

 

数年後、郭躍の毛筆のサインは、チームで一番美しい筆跡となった。「郭躍」の二文字だけしかうまく書けないが、現在は、試合でリードしてもリードされても、あせらずに、気持ちを落ち着けることができるようになった。

 

 

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