63の国と地区から2000名以上が参加し、海南省で行われていた「ボアオ・アジアフォーラム」が11日午後に閉幕した。
フォーラムの開幕式では、習近平国家主席が「開放を通して共に繁栄する世界を切り拓き、イノベーションで未来をリードしよう」というテーマで基調講演を行った。
そして、「開放イノベーションのアジア・繁栄発展の世界」をテーマに、4日間で合わせて60の分科会や円卓会議が行われ、「グローバル化と一帯一路」「アジアの開放」「イノベーションと改革再出発」などをめぐって議論が交わされた。
秘書長を務めた周文重氏は、閉幕式の記者会見で「今大会は、グローバル化や自由貿易といった課題を前に、今後の見通しが不確定な状況の中で行われた。アジアや世界各地の政治、ビジネス、教育、メディアのリーダーが一堂に集まり、グローバル化への新たな構想、新たなルート、新たなモデルを議論した。開放的で包摂的、プラスになり、バランスのとれたグローバル化に向けて、アジアの智恵や方策を打ち出していく」と述べた。