習近平国家主席は11日、ボアオ・アジアフォーラムの現理事、次期理事と海南省博鰲(ボアオ)迎賓館で会談し、次のように指摘した。
中国の改革開放40年の経験の重要な啓示の1つが、中国の発展は世界と切り離せず、世界の発展も中国を必要とするということだ。中国は引き続き揺るがず平和的発展路線を歩み、互恵・ウィンウィンの開放戦略を遂行し、相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィンの新型の国際関係の構築を推し進める。大国間の調整と協力を推し進め、周辺諸国と善隣友好関係を発展させ、グローバル・ガバナンスにより積極的に関与し、より効果的に各国と連携して試練に対処する。自らの前途命運と世界の人々の前途命運を緊密に結びつけ、中国国民の幸福を図るだけでなく、人類進歩の事業のためにも奮闘し、協力構造を一層拡大し、人類運命共同体の構築を推し進め、平和の永続する、普遍的に安全で、共同繁栄する、開放・包摂的で、クリーンで美しい世界を建設する。引き続き「一帯一路」建設を推し進め、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」を堅持し、国際協力の新たなプラットフォームを築き、共同発展に新たな原動力を与え、「一帯一路」がより多くの国々と人々に恩恵をもたらすようにする。
中国はボアオ・アジアフォーラムのホスト国として、フォーラムにさらに広大な発展空間を提供する。フォーラムが引き続き中国の発展に注目し、これを支持し、中国と世界の共同繁栄の推進のために積極的役割を発揮することも希望する。第1にアジアに立脚し、アジアに貢献する。フォーラムはアジアの共通認識を凝集し、アジアの声を発し、アジアの案を示し、アジアの主張をより多く国際的コンセンサス、国際的行動にまで高め、アジアの世界的影響力を高め続ける必要がある。第2に世界を胸に抱く開放と包摂。フォーラムは発展の原動力を世界から汲み取り、東西文明の成果を融合し、さらに「海外展開」し、世界的範囲で協力パートナーシップ網の構築を強化し、「コミュニティ」を拡大し続ける必要がある。第3に特徴を際立たせ、ハイライトをつくる。フォーラムは各界の人々の率直で誠意ある交流、英知の結集を後押しし、各国の政府と企業の協力実施のために知恵を提供し、国際社会の重要な注目問題に焦点を合わせ、「ボアオの案」をより多く示す必要がある。
「人民網日本語版」2018年4月12日