冬季オリンピックのスライディングスポーツで最速のリュージュは、アドレナリンを放出させ、アスリートの優れた技術を堪能できる競技だ。 リュージュは、スケルトンとボブスレーにならんで、北京2022冬季オリンピックで実施される3つのそり競技のひとつ。そのなかでも最も速いスピードで競い合い、平均時速は120〜145kmに達する。リュージュでは、合計12個のメダルをかけて競い合う。
冬季オリンピックのリュージュ競技は、男子1人乗り、女子1人乗り、2人乗り、チームリレーの4種目で構成されている。1人乗り種目では、同じコースを2日間かけて4回滑走する。その4本の滑走を100分の1秒単位で計測し、タイムを合計。合計タイムが最も早かった選手が勝者となる。2人乗りは1日で行われ、各ペアが2回滑走する。ここでも、合計タイムが最も速いペアが金メダルを獲得する。チームリレーでは、1NOCから、女子1人乗り、男子1人乗り、2人乗りの、3つのそり競技種目から出場。女子1人乗りが最初に行われ、選手がトラックのゴールにある頭上のタッチパッドを叩くとゲートが開き、次のソリ(男子1人乗り)がスタートする仕組みになっている。男子2人乗りは、この種目で最後に出走するそりである。3つのそりすべてがゴールした後、最もタイムが短かったチームが勝者となる。