ボブスレーは、1960年のスコーバレー大会を除き、すべての冬季オリンピックで実施されており、大会を象徴する競技だ。北京2022では、スケルトンとリュージュと同様、スライディング3競技のひとつに数えられている。今大会のボブスレー競技では、新種目のモノボブを含む男女各2種目が行われるため、12個のメダルをかけて競い合う。
全てのそり競技は、北京から北西に74km離れた延慶ゾーンの小海陀山岳地帯にある延慶国家スライディングセンターで行われる。競技に使用されるトラックは、360度回転する世界初のトラック。競技区間は1,615メートルで、最大勾配は18%、カーブは16箇所ある。会場の観客席は2,000席、立見エリアが8,000人収容となっている。今大会のボブスレー競技には、最大170の出場枠が設けられている。最大で、男子124名、女子46名が出場できる。