フィギュアスケートは、冬季オリンピックで最も人気のあるスポーツのひとつであり、冬季オリンピック種目の中で最も歴史あるスポーツでもある。 フィギュアスケートは、1908年のロンドン夏季オリンピックで初めて競技が行われ、1920年にアントワープで開催された後、1924年にフランスのシャモニーで初めて開催された冬季オリンピックから定番の種目となっている。
2022年に開催される北京オリンピックのフィギュアスケートは、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンス、そして団体戦の5種目が行われる。
各種目は通常、競技者の得点を決定するためショートルーティンとロングルーティンで構成される。各ルーティンの中で、スケーターにはテクニカル・エレメンツ・スコア(TES)とプログラム・コンポーネンツ・スコア(PCS)という2つのスコアが与えられる。PCSは主にプレゼンテーションを評価し、TESはルーティンの難易度と完成度(スピンやジャンプなど)で評価する。ショートルーティン(ショートプログラム)は予選としての役割を果たし、ここでの得点上位者のみがロングプログラム(フリースケートまたはフリープログラム)に勝ち上がる。そして、ショートプログラムとフリープログラムの合計得点で総合優勝者を決定する。北京2022のフィギュアスケート競技には、合計144の出場枠が用意されている。