スピードスケートは、フィギュアスケート、ショートトラックと並ぶ、冬季オリンピックの3つのスケート競技のひとつ。全14種目で構成され、種目数で見ると2022年の北京オリンピックにおける最大の競技となる。
スピードスケートの全種目は、2008年の北京夏季オリンピックで使用されたオリンピック・グリーンホッケーフィールドとオリンピック・グリーンアーチェリーフィールドの跡地に建設された国家速滑館(ナショナルスピードスケートオーバル)、通称アイスリボン(氷絲帯)で行われる。
アイスリボンは、二酸化炭素による遷臨界直接冷却技術を採用した世界初の冬季オリンピック会場であり、アジア最大の面積を誇る12,000平方メートルの氷面を作り出す。招致提案書によると、大会期間中、12,000人の観客(常設席6,800人、臨時席5,200人)を収容することができるという。
この施設では、さまざまなスポーツの多様なニーズとその基準に合わせて氷を作ることができる。