駐中国スペイン大使「40年の中国の変化に驚嘆」

 

「私は10年前に中国を訪れたことがある。今日の中国の変化は『驚嘆すべき』としか形容できない。特に貧困削減に向けた中国の努力は、世界的意義を持つ貢献と言える」。スペインのDezcallar駐中国大使はこのほど、第13G20サミット、改革開放40周年などについて新華網の単独インタビューに応じた。

【記者】習近平国家主席がスペインを国賓訪問する。中国国家主席のスペイン訪問は13年ぶりだ。大使は何を期待するか。

Dezcallar大使】われわれは習主席による今回のスペイン訪問を非常に重視している。これは両国関係の緊密さを意味する。今回の訪問を通じて両国関係が一層強化されることを期待する。

【記者】中国とスペインの国交樹立から今年で45年になる。両国関係をどう評価するか。二国間関係の発展に何を期待するか。

Dezcallar大使】中国とスペインには共に悠久の歴史があり、両国の友好的往来は19世紀にまで遡ることができる。国交樹立後の45年間で両国関係の基礎は堅固になり、着実に発展してきた。われわれは次の45年間で、こうした関係がさらに格上げされることを期待する。

【記者】今年は中国の改革開放40周年だ。過去40年間に中国に生じた変化を、どう評価するか。

Dezcallar大使】私は10年前に中国を訪れたことがある。今日の中国の変化は『驚嘆すべき』としか形容できない。特に貧困削減に向けた中国の努力は、世界的意義を持つ貢献と言える。中国は経済力の増強に伴い、国際社会への影響力も高めている。スペインもこの40年間に大きな変化が生じた。われわれは中国との協力強化を期待している。

【記者】第13G20サミットが1130日から121日までアルゼンチンで開催される。スペインは今回のサミットに何を期待するか。

Dezcallar大使】G20サミットは最も重要な世界的会議の1つだ。移民、経済貿易、両性の平等、気候変動などは、いずれもわれわれが非常に関心を寄せる議題だ。スペインは中国と共に、このために貢献したい。

【記者】スペインはインフラ整備や観光以外に、どの分野で中国と協力を行うか。

Dezcallar大使】両国は語学教育分野でスムーズに協力している。現在われわれは中国政府と協力して中国でスペイン語学習を広め、スペイン語教育人材をさらに多く育成すべく尽力している。同時に、中国の国際的地位が高まっていることから、将来仕事で活躍の場を広げるべく、中国語を学び始めるスペイン人が増えている。

スペインには世界トップ20に入る経済大学があり、中国の高等教育機関は科学研究分野で目覚ましい成果を挙げている。両国はこうした教育分野で協力を強化できるだけでなく、新素材研究など科学研究分野でも相互交流を増やすことができる。

 

「人民網日本語版」20181127

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