合肥「巣湖流域山水プロジェクト」今年末に全て完了予定

 巣湖管理局の発表によると、巣湖流域山水プロジェクトの47のサブプロジェクトが今年末に全て完了する予定だという。 

 「巣湖流域山水プロジェクト」は20215月に正式にスタートし、今年6月時点で、累計、生態保護修復総面積949平方キロ、鉱山生態修復面積352.95ヘクタール、水源涵養エリア生態修復面積20.4ヘクタール、湿地修復面積417.1ヘクタール、河道修復距離110.3キロ、森林・草地など植被生態緑化面積4270ヘクタールを完成した。 

 肥東県十八聯圩湿地修復3期プロジェクトは巣湖流域山水プロジェクトの重要な支柱となるサブプロジェクト。同湿地は巣湖北岸に位置し、総合計画における湿地総面積は約27.6平方キロで、環巣湖十大湿地のトップだ。 

 回復を経て、十八聯圩湿地修復3期プロジェクトでは、累計で森林・草地の植被263.2ヘクタールが修復され、現在すでに、ある程度の規模の沈水植物帯、浮葉植物帯、挺水植物帯が形成されている。 

 このほか、十八聯圩湿地修復は都市の洪水防止の負担も緩和する。湿地保護・修復プロジェクトによって、貯水機能を向上でき、極端な降水条件の下でも、ここに1900万立方メートルの水を貯められるようになり、洪水防止の負担を基本的に緩和し、地域の安全を効果的に守ることができる。 

 217月から、礬山を含む兆河廬南鉱山生態修復プロジェクトが正式にスタートした。この修復プロジェクトは巣湖流域山水プロジェクトの「128区」のうちの「大別山丘陵山地水源涵養と生物多様性保全帯」のサブプロジェクトの一つに属し、重点的に礬山、福泉山、牛頭山の3カ所の廃坑を整備するもので、整備エリア面積は約74.94ヘクタールだ。 

 現在の廬江礬鉱はすでにレジャーや休息の新たな人気スポットになっており、廬南川蔵線、民宿文化観光などと結び付き、全体の観光客受け入れ数は21年の延べ8000人から昨年の延べ10万人まで増加し、民宿など鉱山文化観光産業への約3000万元の社会資本の投資を引き付けている。良好な生態環境と観光業の発展は現地の出稼ぎ者の帰郷就業をも引き付け、礬山鎮の常住人口は21年の34000人から昨年の39000人まで増え、農村振興の助けとなった。 

十八聯圩のコハクチョウ 

整備後の廬江礬山 

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