「太陽光発電ステーションの今日の発電量は3769.5㌔㍗時、産業パークで使用する総電力の17.6%……」。安徽省合肥市の恒創スマートテクノロジーパークでは、エネルギー消費中央制御室の大型モニターにリアルタイムで使用エネルギーのデータが表示されている。
恒創スマートテクノロジーパークは研究開発、生産、販売、サービスが一体となった総合的な産業パークで、敷地面積は400ムー余り、総建築面積はおよそ61万5000平方㍍に達している。
現在までに同パークに拠点を構えた企業は237社で、そのうち中規模以上の企業は60社、ハイテク企業は101社に及び、その分野は電子情報、バイオ医薬、ニューマテリアルなど多岐に渡る。
「大型スマートテクノロジーパークとして、年平均の使用電力は1000万㌔㍗時近くに及び、新エネルギーの使用割合が少なく、省エネの新技術の応用が欠けているといった問題を抱えていました。そのため、私たちは政府の関係部門と連携し、当パークに合った総合的なエネルギー管理プランを定めました」。そのように語る合肥供電公司エネルギーサービス技術センターの翟承達エネルギー効率サービスマネージャーによれば、プロジェクトには主に分散型太陽光発電ステーション、新型エネルギー貯蔵ステーション、二酸化炭素排出管理プラットフォームが含まれるという。
そのうち、パーク内の2万平方㍍に及ぶ建物の屋根を使って整備された総設置容量2兆4100億㍗の分散型太陽光発電ステーションは、年平均発電量が約270万㌔㍗時に達している。
また、パーク内には建設容量が5000億㍗/1兆750億㍗時のエネルギー貯蔵ステーションが設けられており、毎日電気料金が安い時間帯に電力を貯め、電力使用がピークの時間帯もしくは太陽光発電の出力が不足している時に貯蔵電力を放出している。「太陽光発電とエネルギー貯蔵が組み合わさることで、パーク全体のエネルギー使用コストを大幅に調整し、パークのグリーン電力レベルを高めることができました」と翟氏は語る。
さらに、恒創スマートテクノロジーパークは、「スマートテクノロジーパーク二酸化炭素排出管理プラットフォーム」を立ち上げた。これにより、24時間体制でパーク全体ならびに各建物、各階の水道、電気、ガス、暖房などのエネルギー消費状況のモニタリングを行い、リアルタイムでパークの運行状態を把握できるようになった。モニタリング中の設備にひとたび故障や異常が見つかれば、同プラットフォームはすぐさま警告を発し、設備の運用・メンテナンススタッフに直ちに処置するよう注意喚起する。
推計によると、恒創スマートテクノロジーパークにおける総合エネルギー使用プロジェクトの実施以降、毎年のグリーン電力の使用量は約270万㌔㍗時となり、パーク全体の総電力使用量の3割近くを占め、これは毎年2700㌧の二酸化炭素排出削減に相当する。また、パークの年平均節電量は400万㌔㍗時に達し、エネルギー使用コストを約320万元減らすことにつながる。
