「世界の工場+世界のスーパー」として、中国の輸入拡大はハイエンド製造業、先進的サービス業、消費財、良質な農産物や資源製品などの各分野をカバーし、各国に膨大かつ安定して持続可能な輸入のニーズを提供する。この過程において、中国と多くの国々は「中国から何を買うか」から「中国に何を売るか」のモデルチェンジ、および「中国でつくる」から「中国につくる」のモデルチェンジに徐々に適応しなければならない。これも中国が「世界の工場」と「世界のスーパー」になったことがもたらす深刻な変化であり、「世界から買い、世界に売る」は中国がグローバル経済協力に参加する上で新常態(ニューノーマル)になる。
米国、EU、日本など先進諸国にとって、中国が質の高い発展と質の高い生活を追求することでもたらされる輸入のニーズは全面的であり、特に医療、教育、介護、スポーツ、文化、金融、ハイテク、農産物などの分野で、これらの国々が提供できる良質な製品やサービスは巨大な市場潜在力を持っている。多くの新興経済国や発展途上国は、従来の鉱産物、エネルギー、食糧を輸出する以外に、どのようにして日増しに多元化する中国市場のニーズをより満足させ、中国の産業のグレードアップと消費のグレードアップのプロセスで新たな立ち位置やビジネスチャンスを見つけるのかを考える必要がある。(中国共産党上海市委員会党校副教授、上海市習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想研究センター研究員 鄒磊=文)(チャイナ・トゥデイ)
人民中国インターネット版 2018年11月6日