第2回中国国際輸入博覧会が今月5-10日にかけて上海で開催される。約150カ国・地域の約3000社が出展する。出展国及び企業の数は前回を上回る。今年の輸入博覧会は第1回と比べ、どのような新たな見所があるのだろうか。
【見所その一】出展企業:世界トップ500社とリーディングカンパニーが約250社
今年の輸入博覧会の出展企業は約3000社で、うち世界トップ500社とリーディングカンパニーは約250社。各社の平均展示面積は、第1回の74平方メートルから約90平方メートルに拡大された。
中国国際輸入博覧局の孫成海局長は「第1回に参加した世界トップ500社及びリーディングカンパニーの圧倒的多数が、積極的に第2回に参加する。うち過半数の企業の展示面積が拡大する」と述べた。
米国企業は今年の輸入博覧会に意欲的で、出展企業は前年比18%増の192社にのぼる。展示面積は前年を大きく上回る4万7500平方メートルで、各出展国の間で最大になっている。商務部の任鴻斌部長補佐は「中国市場が米国企業を含む国内外の企業に対して大きな魅力を持つことが分かる」と述べた。
【見所その二】展示品:世界初公開のハイテクと製品が増加
韓国の起亜自動車はEVコンセプトモデルを世界初公開する。仏高級品大手のLVMHは、傘下の各種新商品を世界初公開する。中国が初めて設立した輸入博覧会は、世界の企業に向け最新のテクノロジーと製品をお披露目する大舞台を構築している。
【見所その三】取引:買い手が50万人を突破へ
第1回輸入博覧会の成約見込額は578億3000万ドルに達した。初歩的な調査状況を見ると、大半の契約履行率が9割以上にのぼっている。多くの域外有力・特色製品が中国市場に進出し、国内の消費アップグレードの需要を満たした。
良好な契約履行状況を受け、第2回輸入博覧会の国内外のバイヤー及び専門業者は50万人を突破する見通しだ。多くのバイヤーがすでに正確な調達に向け準備を進めている。
【見所その四】交流:虹橋国際経済フォーラム、世界経済の未来を占う
輸入博覧会は一般的な博覧会ではなく、展示・取引・フォーラム・人文・外交などの活動を一体化させる。
虹橋国際経済フォーラムは、国際政治・ビジネス・学術界のハイレベルな対話の場を構築し、世界経済の未来を占う。第2回虹橋国際経済フォーラムのテーマは「開放と革新、協力とウィンウィン」だ。開幕式、メインフォーラム、5つのサブフォーラムに分かれる。5つのサブフォーラムは、「開放・ルール・ビジネス環境」「AIと革新の発展」「WTO改革及び自由貿易協定」「デジタル化時代とECの革新的発展」「70年の中国の発展と人類運命共同体」。
【見所その五】サービス:49のプラットフォームが輸入博覧会と連携
上海は輸入博覧会の開催を前にして、新たに18社を輸入博覧会「6日+365日」取引サービスプラットフォームに認定した。これにより取引サービスプラットフォームの数が49に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月5日