チベット自治区ラサ市にあるクンガ国際空港の第3ターミナルの運営が7日に始まりました。同ターミナルはチベット自治区内で規模が最大です。また、クンガ国際空港は世界で標高が最も高い空港の一つです。
第3ターミナルは敷地面積が8万8000平方メートルで、チェックインカウンターが40カ所、セキュリティゲートが22カ所、搭乗ゲートが20カ所あります。第3ターミナルの利用開始により、クンガ国際空港の輸送能力が高まり、ラサ市はこれまで以上に総合交通ターミナル都市としての役割を果たすことになる見込みです。
ターミナルビルのデザインにはチベット文化の要素が取り入れられています。上空から見下ろせば、ターミナルは美しい雪蓮花(シラネアザミ)の形をしています。この形状には、チベット伝統文化において人々が求める「心の中の月日・永遠のシャンバラ(理想郷)」の願いが込められています。正面から見れば、メインビルとボーディング・ブリッジがまるでカタ(薄いスカーフ状の祝福用の絹布)のように見えます。建物内部にはチベット式の模様が飾られ、民族の雰囲気と現代の感覚が交差しています。
9日からはクンガ国際空港での空の便の利用について、全てが第3ターミナルに移行されます。(CRI日本語より 2021年8月16日)