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中国の改革深化、世界にも重大な意義を持つ=外国人学者

セルビア国際政治経済学院の著名学者はこのほど、中国の持続的な改革深化が、中国国内経済の持続可能な成長と中国が国際関係において大きな貢献を果たすために極めて重要との見解を示した。

国際政治経済学院「一帯一路」地区研究センター主任のイボナラドジェバク氏は、「中国の改革開放が非常に大きな成果を上げ、中国は各種の試練に対応することが可能となり、世界のステージでしかるべき地位を確立した」と話す。

ラドジェバク氏は、「改革は必ず継続され、地域間や都市と農村の不均衡な発展を解消することが主要任務になる」と指摘した。

報道によると、改革深化は今年の中国両会の重要な議題となる。中国は昨年、改革開放実施40周年を迎え、この特別なタイミングで一層の改革深化に取り組んでいる。昨年12月に北京で開催された2018年中央経済工作会議でもこの点が強調された。会議では、国有資産国有企業、財政税務金融、土地、市場参入、社会管理分野の改革を深化させる方針が打ち出された。

ラドジェバク氏は、改革の方向性を称賛すると同時に、都市と農村の不平等解消と民営企業の支援強化を通じて持続的な発展を進めることが重要になると指摘。「民営企業と中小企業の発展は、国際貿易摩擦による影響の一部を相殺する可能性がある」との見方を示した。

また、中国の改革開放政策実施40年間の成果を高く評価。この期間に中国国内総生産の年間成長率は約9.5%に達し、貧困人口は74千万人減少した。「中国は、体制の現代化を実現しており、あらゆる分野が最高の水準に達する国家になった」とみている。

「私は、最も大きな発展がイノベーションや科学、ハイテク分野でみられると思う」。今年は中華人民共和国成立70周年で、第18回三中全会開催6周年にも当たり、このことは中国の歴史において重要な意義を持つ2つの戦略上のマイルストーンになると補足。特に、第18回三中全会で打ち出された改革の措置と目標は、改革深化を進めるための重要な指針になるとの見方を示した。

「中国共産党は、改革開放を始めるだけでなく、効率的に管理する能力を有する上、全面的な改革深化の指導思想と重大原則を打ち出し、改革のロードマップを描き、改革の戦略上の重点や優先順位、作業メカニズム、スケジュールを明確にした。2020年には、重要分野とカギとなる部分の改革が決定的な成果を上げるだろう。最終的には、システムが完備され、より成熟定型化された制度体系が構築されるはず」と話している。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019314

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