日程 2008年9月15日~17日
場所 東京
テーマ アジアの未来と中日の役割
第4回「北京―東京フォーラム」は17日、共同声明を発表した。共同声明の概要は次の通り。
今年に入り、中日両国の指導者は頻繁に相互訪問し、政府面で安定した両国関係を築いた。3年前の「北京―東京フォーラム」立ち上げ時の低落状態と比べ、中日関係は大幅な改善を得た。
「北京―東京フォーラム」は両国関係の改善に積極的な役割を果たしたが、フォーラムの使命は長期にわたる。今年の共同世論調査から、両国民の相互理解はいまだに不十分で、相手国のイメージにも大きな差があり、両国関係もしっかりとした基礎固めができていないことが見てとれる。
両国民は共に、両国関係が双方にとって非常に重要であることを認識している。両国はなお、両国関係をより多くの国民に支持される、重層的・多面的な関係へと発展させ、中日関係の議論に両国民が幅広く参加し、忌憚なく発言できるようにする必要がある。本フォーラムの価値はここにある。
今回のフォーラムには中日両国から各分野の有識者110人余りが参加した。人数の多さ、水準の高さ、議題の幅広さのいずれにおいても、これまでにないものだ。本フォーラムはすでに両国間の理性的な対話の舞台となっており、そのテーマも立ち上げ時の政治、メディアから、食品、環境、安全保障といった両国が関心を抱く話題に広がっている。
▽第4回「北京―東京フォーラム」は「アジアの未来と中日の役割」をテーマに15日から17日まで東京で開かれた。