武漢の火神山医院で7人退院 開設後初

 

【新華社武漢2月14日】中国湖北省武漢市の新型コロナウイルスによる肺炎の患者を専門的に受け入れる病院「火神山医院」で13日、医療スタッフの適切な治療により病状が回復した患者7人が退院した。同医院が開設されてから初の退院患者となる。退院に際しては同医院の運営計画本部が車両を手配し、それぞれの患者を各居住区の入り口まで送り届けた。

退院した患者は肉体、精神ともに明らかな回復が見られ、全員が介助を必要とせず自分で歩くことができた。66歳の患者は病院から出発するにあたり、見送りに来た医療スタッフらに何度も頭を下げ、感謝の意を示した。

同医院の原華(げんか)政治委員は「無事に退院者を出せたことは医療スタッフ全員の励みになる。引き続き効果的な治療方法と措置を総括模索し、より多くの患者の完治を目指したい」と語った。

 

13日、火神山医院で花束を手に退院患者を待つ医療チーム。(武漢=新華社配信/范顕海)

 

13日、火神山医院を出発するバスの車窓から医療チームに手を振り別れを告げる退院患者。(武漢=新華社配信/范顕海)

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