11月12日から14日にかけて開催されている2021年第5回海南国際健康産業博覧会に、世界初の吸入型の新型コロナウイルスワクチンが登場した。北京日報が伝えた。
この吸入型ワクチンは筋肉注射型ワクチンと同種類のもので、製剤の処方は変わらず、投与方法が異なるだけだ。
噴霧吸入による免疫療法では、噴霧式吸入器を採用してワクチンを微小粒子状にし、粘膜の免疫力を強化する。こうした免疫力は筋肉注射ではつかないものだという。
この世界初の吸入型の新型コロナウイルスワクチンは、軍事医学研究院の陳薇院士のチームと中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が共同開発したもので、すでに臨床第2相試験が一定の段階的成果を上げており、緊急使用の申請業務が推進されている。
「人民網日本語版」2021年11月14日