新疆宗教界関係者、米国の中国への内政干渉を強く批判

 

米議会下院は現地時間3日、いわゆる「2019年ウイグル人権政策法案」を可決した。国際関係の基本準則を踏みにじり、中国の内政に乱暴に干渉し、「人権侵害」などの嘘により中国政府の新疆統治政策及び新疆を侮辱した。新疆宗教界関係者は極度の憤りと断固反対を表し、米国側の茶番は新疆事務を利用し中国の民族関係を乱し、新疆の繁栄と安定を破壊し、中国の発展と成長をけん制しようとする米国側の邪な下心を十分に露呈しており、米国側の企ては失敗に終わるしかないとの観点を示した。

中国の内政、外部勢力による干渉は絶対に許さず

新疆イスラム教協会会長、新疆イスラム教経学院院長の阿不都熱克甫吐木尼牙孜氏は「新疆は古くから中国の領土の切り離せない一部分だ。新疆事務は完全に我が国の内政であり、いかなる外部勢力であっても干渉は決して許されない」と述べた。

阿不都熱克甫吐木尼牙孜氏は「かつて新疆では過激な思想が浸透蔓延し、テロ活動が多発し、各民族の人々の生命財産の安全を大きく損ねていた。人々は毎日、緊張と恐怖の中で暮らしていた。今や新疆は法に基づくテロ撲滅活動を通じ、根本的な処理を重視しており、すでに3年連続でテロ事件が発生していない。各民族の人々の達成感幸福感安心感が大幅に向上した」と説明した。

中国イスラム教協会副会長、ウルムチ市白大寺のイマーム(イスラム教の指導者)の阿布都西克爾熱合木都拉氏は「新疆問題は民族宗教人権問題ではなく、テロ対策と反分裂の問題だ」

阿布都西克爾熱合木都拉氏は「数年前、ある知り合いが宗教過激思想の影響を受け、モスクの正常な宗教活動に参加する信者を異教徒と見なした。またある人は、自分の子供を通学させなかった。さらには聖戦で殉死し天国に行くと言いふらし、テロ活動に参加する者もいた。家族と付き合わず、高齢者を敬わず、子供を育てない者もいた。宗教過激思想を際限なく蔓延させれば、新疆に明日はあるだろうか。新疆の各民族の人々は幸福に生活できるだろうか」と話した。

新疆イスラム教経学院カシュガル分院の艾比布拉亜生氏は「新疆がテロの侵害を受けているとき、米国はまったく関心を示さなかった。今や社会が安定すると、彼らはいわゆる新疆関連法案をでっち上げた。彼らの真の目的は、民族の隔たりをこしらえ、民族の団結を破壊し、新疆を分裂させることだ。我々は米国及び西側の敵対勢力が中国や新疆に対して口出しすることに断固反対する。我々はどの国勢力人物のどのような手段であっても、我々が今日手にした得難い美しい生活を破壊することを絶対に許さない」と述べた。

新疆のテロ対策及び脱過激化の措置は効果的

阿不都熱克甫吐木尼牙孜氏は「新疆は法に基づき職業技能教育トレセンを設立し、宗教過激思想に感染し、軽度の犯罪行為もしくは違法行為のある人員を最大限に救っている。公民の基本的人権がテロリズムや過激主義の侵害を免れるよう最大限に保障している」と述べた。

カシュガル地区莎車県莎車鎮絲綢コミュニティ阿勒屯モスクの哈提甫(経典を伝授する導師)である阿布都外力阿布力米提氏は、「トレセンは学校の性質に属する。専門的な教員が法律知識、国家共通言語文字、職業技能などの教育を行っている。学生が自覚的に過激主義思想を取り除けるようにしている。私は多くのトレセンを訪れたことがあるが、訓練を受ける学生もその家族も、訓練を非常に支持していた」と紹介した。

阿不都熱克甫吐木尼牙孜氏は「今年に入り、私は海外からの40組以上の来賓を受け入れたが、彼らはトレセン設立という方法を高く評価し、新疆の経済社会の発展の成果を称賛した。新疆は美しいだけでなく、安全であると判断した」と話した。

新疆の市民が安心して生活、安定のボーナスが行き渡る

ホータン地区墨玉県其乃巴格街道闊納協海爾モスクのイマームである麦麦提麦麦提敏氏は、「ここでは、かつての粗末な家屋が安全に生活できる住宅に、泥道がアスファルト道路に変わった。ロバ車に乗っていたのが、バッテリーカー、小型車に乗るようになった。水たまりの水ではなく水道水を飲めるようになった。新疆南部で生まれ育った私は、近年の生活水準の急速な向上を実感している」と説明した。

麦麦提麦麦提敏氏は「政府はさらにモスクのためにシャワー室、水洗トイレ、エアコン、ウォーターサーバー、などの便利な設備を設置してくれた。私たち信者の幸福感も強まっている」と述べた。

多くの学生は卒業後、トレセンで身につけた能力により、家族と良き暮らしを送っている。カシュガル市提爾モスクのイマームである麦麦提居瑪氏は、「知り合いの卒業生、艾克熱木吐爾遜さんは訓練と学習により、法治の意識が上がった。以前は売買契約が何かさえ知らなかった彼だが、現在は何をするにしても法律と手続きを守る。彼は現在玉器店を開いており、毎月の収入は6000元以上だ」と話した。

阿布都外力阿布力米提氏は「米国及び西側の良からぬ下心を持つ者は、その後ろめたい目的を達成するため、さまざまな手段により新疆のテロ対策及び脱過激化の大きな努力を否定している。これは新疆の各民族の人々が決して認めないことだ」と指摘した。

新疆イスラム教協会専職副会長の克然木阿不力孜氏は、「新疆は中国の新疆であり、ウイグル族は中華民族の大家庭の一員だ。我が国の民族関係を乱し、我が国の発展をけん制しようとするすべての企みは、失敗の運命を逃れられない。我々新疆の各民族の人々による、国家統一及び民族団結を守る意志は盤石で、中華民族の偉大なる復興を実現する歩みを妨げることはできない」と表明した。

中国網日本語版(チャイナネット) 20191210

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