習近平国家主席は30日、中国・アラブ諸国協力フォーラム第10回閣僚級会議の開幕式に出席し、国賓として中国を訪問したアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「今年は中国とUAEの国交樹立40周年にあたり、両国関係にとっては、先人の事業を受け継ぎ将来の発展に道を開く重要な節目にあたる。中国はUAEと共に、引き続き戦略的・長期的観点から両国関係の大きな方向性をしっかりと把握し、両国の包括的な戦略的パートナーシップを常に勢い良く発展させていくことを望んでいる。中国はUAEの自主独立路線を支持し、UAEの国家主権、安全保障及び発展上の利益の維持を支持しており、UAEと政治的相互信頼を強固にし、協力を強化し、連携して中国アラブ諸国運命共同体を構築することを望んでいる。中国はUAEと『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設を推進し続け、発展戦略の連携を強化し、中国UAE投資協力ハイレベル委員会の立ち上げを契機に、両国協力がさらに多くの成果を収める後押しをしていきたい」と指摘。
「中東諸国は発展途上国の重要部分を成し、世界の多極化の重要な力だ。中国は地域の国々が引き続き自国の国情に即した発展の道を歩み、団結・自強、平和・和解の道を揺るぎなく歩み、意思疎通と協議を通じた溝の解消を堅持し、未来と運命を自らの手中に把握することを支持する。中国はUAEなどアラブ諸国と共に努力して、第2回中国・アラブ諸国サミットを成功させ、中国アラブ諸国運命共同体の構築を推進することを望んでいる」とした。
ムハンマド大統領は「UAEは対中関係の発展を非常に重視し、中国を長期的に信頼できる戦略的協力パートナーとしており、両国の国交樹立40周年記念を契機に、経済・貿易、投資、エネルギー、科学技術、教育、人的・文化的分野など各分野での協力を一層深め、拡大することを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年5月31日