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『新世紀週刊』 アルバイト学生の権利を守れ

 

今年7月、夏休みを利用してある工場でアルバイトをしていた16歳の女子高校生梁暁ブンさんが、不幸にも作業現場で感染した病気で亡くなった。梁さんの家族は工場側からささやかな工賃を得ただけであった。この事件がメディアで報道されると、夏休みのアルバイト学生の待遇に社会の関心が集まった。

 

中国では、社会的な実践経験を積もうと、夏休みに簡単なアルバイトをする大学生、高校生が少なくない。毎年の夏休みのアルバイト学生は、少なく見積もっても500万人に達するという。しかし、彼らは労働中に災害にあおうと、雇用側が契約に違反するようなことがあろうと、自分を守ることはできない。雇用側は学生に実践のチャンスを提供するにすぎず、労使関係を構築しないからである。そのため、彼らの権利が侵されることがあっても、『労働法』に助けてはもらえない。

 

この夏休みのアルバイト学生たちのように、法律の盲点で苦しむ弱者層に対し、社会は広く同情を寄せている。彼らの権利を保護するため、『労働法』の条文の修正を自発的に呼びかける弁護士もいる。また、一部の地方の労働監察部門は、アルバイト学生の最低賃金基準の制定を企業に要求した。それでもアルバイト学生の適切な保護の基本は、法律の整備を待たなくてはならない。

 

今年7月、教育部および財政部は、働きながら勉強する苦学生のための報酬の基準を定め、学生の身体の許容範囲を超えた健康によくない仕事を学生にさせることを禁じた。まず行政対策で、夏休みのアルバイト学生の権利保護に乗り出した。

 

人民中国インターネット版

 

 

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