古い穀物倉庫で見る崑劇南新倉文化レジャー街
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600年の歴史を誇る皇室穀物倉庫の南新倉 |
昔の皇室穀物倉庫で上演される崑劇『牡丹亭』のスチール写真 |
東城区の南新倉文化レジャー街には、古い穀物倉庫を改造した小劇場がある。週末になると、蘇州崑劇院の役者たちが、崑劇『牡丹亭』を演ずる。わずか60席しかないので、役者の姿や表情がはっきり見え、スピーカーを通さない肉声の美しいセリフや音楽が、観客の心を揺さぶる。
南新倉は、明の永楽7年(1409年)に建てられた。故宮の歴史よりも10年古い。明、清二代の皇室倉庫の一つで、現在は北京市の文化財となっている。
南新倉は首都の穀物を貯蔵する重要な場所だったので、軍事的建造物の基準に従い建てられた。壁は全部、厚くて青いレンガを積み上げて築かれ、堅牢にできている。通風や水害などを考えて、比較的高い場所に建てられ、地下には排水システムをつくり、壁の下部には風通しの穴も設けられている。壁は厚く、もっとも厚い部分は1.5メートルもあり、一年中一定の温度を保っている。
南新倉文化レジャー街の総延長は1キロ近くある。ここに9棟の古い倉庫と一部の復元された昔の建物がある。街路の両側には、中華や洋食のレストランやバー、コーヒーショップ、画廊、高級クラブ、ジム、エステ、ブランドショップなどが集まり、北京の特色ある新しいレジャースポットとなっている。
<メモ> ☆南新倉は北京の東四十条橋の西南の角にある。路線バス42、44、113、115、800、820の東四十条駅で下車。地下鉄は2号線東四十条駅で下車し、Dの出口から出る。 ☆『牡丹亭』の公演時間は毎週金、土曜の19時30分から(日~木曜までは団体予約が可能)。料金は380元、580元、780元、1980元。(食事付き、食事時間は18時30分~19時30分)
人民中国インターネット版 2008年8月4日
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