第12回中国杭州西湖国際博覧会が2010年10月16日から11月6日まで開催される。そのテーマは、「発展の創造、都市の調和、生活の品質」である。

10月16日の開幕式においては、盛大な花火大会が行われた。メイン会場は、銭塘江エリアに、分会場は、運河エリアに設けられ、交互に稼動した。素晴らしい音楽と照明のショーが行われ、人々は視覚の盛大な宴を堪能した。

西湖国際博覧会の期間には、そのほかにも多くの優れたプロジェクトが繰り広げられる。「印文化博覧会」では、西冷印社を代表とする中国の伝統文化の魅力が展示される。「文化創意産業博覧会」では、芸術デザイン、ビジュアル作品、出版、ソフトウェアのジャンルでのクリエイティブ関連の製品が展示される。「工芸美術精品博覧会」では、国内の工芸美術関連の逸品が集められる。「有名教師有名校長フォーラム」では、教育界の専門家および有名校の有名教師を招き、基礎教育の発展に関連する研究、討論が展開される。

西湖国際博覧会は、中国においてもっとも歴史の長い博覧会であり、1929年に第一回が開かれ、中国の現代的な博覧会産業の先駆者となっており、シカゴ博覧会、パリ博覧会、フィラデルフィア博覧会などと同時期の、同じく世界的に有名な博覧会である。2000年、杭州市党委員会、市政府は、西湖国際博覧会の復活を決定した。以来、毎年10月、開催される西湖国際博覧会は、今日まで続き、杭州の“名刺”となっている。

「文化創意産業博覧会」の現場の展示（写真・崔建華）	銭塘江の岸辺で開かれた花火大会（写真・崔建華）

人民中国インターネット版　2010年10月