文=賈秋雅 写真=単涛
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10月24日、『転山』の東京国際映画祭初公開に登場した主要制作陣(右から3番目が杜家毅監督) |
10月24日午後2時、第24回東京国際映画祭コンペティション部門ノミネート作品である中国映画『転山』が「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」で初公開された。場内は満席になり、同作品は日本の観客から好評を得た。
杜家毅監督は、会場で観客からの質問に答え、「これほど多くの日本のみなさんに見てもらったとは、もう受賞にも等しいものです」と語った。
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上映ののち、監督に質問する日本の観客たち |
観客の質問に答える杜監督 |
主演俳優の一人、趙暁川は、観客に向かい、「『転山』をみて泣きましたか?」と逆に質問し、約半数の観客が挙手で答えた。
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質問に答えるチベット族の少女を演じた李桃 |
質問に答える主演俳優、趙暁川 |
『転山』はドキュメンタリータッチのキャメラワークと、日記のような素朴な語り口で、台湾の青年、張書豪が兄の望みをかなえるために出発した、雲南省麗江からチベット自治区ラサへの自転車での冒険旅行を描いている。
途中、旅のパートナーを失い、たびたび困難にあい、絶望の淵に沈みながら孤独のなかで成長し、逆境と戦い、苦しみのなかで解脱する。平均海抜は3500メートルを超え、全行程は2000キロメートルに及ぶ『転山』は、見る人を秘境に、人々の心のなかにある夢境に誘う。
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サインする主要制作陣 |
上映予告 10月27日 18:00~20:00 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 第7スクリーン
(詳細はHPで)http://2011.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=15
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