スクリーン ショット
挽きたての緑豆の粉に選び抜かれた卵や微塵切りのネギ、油条(中華風揚げパン)、味噌ダレ、高性能のビニール袋、これらが登場する天津名物「煎餅菓子(中華風クレープ)」の初のイメージ動画が、インターネットやモーメンツ(微信のソーシャル機能)で大ヒットしている。ネットユーザーからは、「あまりにも美しい画面に、思わずよだれが出てくる」、「お腹が空いている時には見られない」、「アップルやサムソン、小米の広告なんて目じゃない」といった感嘆のコメントが続々と寄せられている。新華網が伝えた。
たった一つの煎餅菓子が3分足らずの動画の中で、精巧な構想デザインと創意工夫を凝らした撮影手法を通じてその「高大上(ハイエンド・上品・高級)」な一面を余すところなく表現されている。規範化されたデザイン、フラッグシップな配置、選りすぐりの食材、栄養成分だけでなく、ハイテク感も満載で、観る人に新鮮味を感じさせる。
この動画を制作したユーザーネーム「館叔」さんは南開大学を卒業し、今は天津市耀華中学・高校図書館の管理者の仕事に就いているという。最初、QQ空間に写真を投稿したところ、1日で20万以上の「いいね!」が寄せられた。動画が国内大手のコメント機能付動画共有サイトに投稿されると、おすすめ動画に選ばれ、さらにはIT系オリジナルランキング第2位にランクイン。
このトップ入りを果たした動画を制作したきっかけについての彼のコメントもまた大変ユニークで「朝食を買ったときに、煎餅菓子を1つ多く買い過ぎたことがきっかけだった。捨てるには忍びないと思って、ハイテク商品の発表会から得たインスピレーションをもとに、趣味に飽かせて作ってみただけ。まさかこれほど大ヒットするとは思いもよらなかった」としている。(編集KM)